広告費はいくらかけるのが妥当か?
そもそも必要なのか?
多くの経営者が氣になる売上に関わる情報をまとめてみました。実は多くの経営者が同じ悩みを抱えているのだそうです。
店舗の売上を上げるための集客方法については、ほとんどの経営者が同じ悩みを抱えているそうです。そこで、代表的な問題を4つピックアップしてみると、
1、広告費はいくらくらいかけるのが妥当なのか
2、そもそも広告費をかけて宣伝しなければならないのだろうか
3、美容系大手集客サイトの掲載料は高額と聞くが、採算が合うのだろうか
4、集客サイトの営業マンに割引クーポンなどの企画を持ちかけられるが、広告コストばかりが上昇しているがこれで良いのだろうか
などなどです。
上記の問題について少し補足しますと、
1の広告費はいくらくらいかけるのが妥当なのかについては、多くの経営コンサルタントなどがいうのは、売上の5-10%は必要経費として考えた方がいいとのこと。そもそも広告費をかけるべきかどうかについてのの考え方は以下の通り。
2のそもそも広告費をかけるべきかどうかの問題については、その店の立地などの条件によって様々でしょう。
極端にいえば、その街で、ヘアーサロンが一軒しかない場合、広告しなくても、半自動的に来店してもらえる可能性がありますから、広告は不要と考えることができるでしょう。これは飲食店でも同じだと思います。または、メディアに取り上げられるような知名度がある店も同じでしょう。
あとは、人生観にも通じるかもしれませんが、これ以上は望まない、という方も不要と言えるかもしれません。それ以外の方は、大なり小なり広告による集客は必要だと思います。今回のパンデミックを受け、この先も不測の事態で売上が落ちたらまずい、と感じている方にとっても何か手を打つことは検討の余地があると考えられます。
3の広告費をかけて採算が取れるかどうかの問題は、新規顧客がリピーターになるかどうかが問題となりそうです。
仮に月商300万円、客単価3,000円の飲食店が10万円/月の掲載費用をグルメサイトに支払って集客したとしましょう。そうすると1ヶ月間の来店者数は1000人となります。その1ヶ月間の来店客数1,000人の内2~5%(20人から50名)をグルメサイトから集客できると、CPAと呼ばれる「1人のお客様を自店に呼び込むためにかかった費用」は2,000円~5,000円ということになります。客単価が3,000円の飲食店で新規集客費用が5,000円もかかってしまう場合は、1回のみの来店では赤字となってしまうため、そのお客様にリピート来店していただけることが採算が合うことの前提となります。
4の広告会社の営業マンによる広告費アップ提案の話は本当によく聞く話ですね。
もちろん、営業マンによる提案によって効果が出ている場合もあるのも事実です。
しかし、店舗経営者にとってどのようなお客様に来店してもらいたいか?によってその効果は測れないのかもしれません。
現実的に客層というのは存在しており、無視できない存在です。
ECサイトの楽天市場、ヤフーショッピング、アマゾンそれぞれにショップを構えている経営者に聞くと、明らかにそれぞれのプラットフォーム毎に客層は違うのだそうです。
メルカリでも、値引き交渉という仕組みがあるために売買成立まで手間がかかる、というデメリットがあったりなど様々です。
そこで、経営者の方が考えなければならないのは、どのようなお客様に来てもらいたいか、ということではないでしょうか。
「安ければ良いという客層」「ドタキャンが多い客層」「地元を盛り上げたいという客層」など色々あると思いますが、これは良い悪いではないので経営者様の考え方次第です。
観光地のお土産物屋さんで言えば、常連客となる確率は低いので、その広告戦略は全く考え方を変える必要もあると思います。
まとめると
新型コロナウィルスによるパンデミックによって、お客様の動きは明らかに変わってきたと言われています。
パンデミックの最中でも、必要充分なリピーターやコミュニティに支えられた店舗などは悪影響を受けることなく利益を出すことができていたそうです。
今抱えている問題に対して、何か対策を打つ場合、すぐに結果が出るものではないだけに早めの対策が必要になるのではないでしょうか。